かつての師であり、或る意味敵でもあり

父の
「腹減った!」
コールを受けて、車を走らせて幼稚園時代暮らしてた町へ。
ますます寂れた感が否めない...。
昔良く行ってた中華料理屋に行き、いつものワンタンメンを注文。
味も店の様子も全く変わっていなかったが、お店の無愛想な伯母さんはいなくてお嬢さんが店番していた。(子供二人も)

  • -

その後、更に町の奥地へ車で進んで、炭焼き釜で焼いたパンを買いに行った。
そこで目的のパンは焼き中だったので、サービスのコーヒーを呑みながら待つ。
しばらくして、パンの様子を見に行ってた母から呼ばれて振り向いた。
母と一緒に、24 年前、小学校1年生の頃担任して下さっていた T 先生がいた。
不思議なものだなあ、と思うのは、物心ついた頃?から一度も思い出したこと無い人なのに名前がでてくる。
懐かしいねえ、とか互いの近況とか、今も教鞭を取っているが教育の現場は変わってしまった、と寂しそうに話したりとか。
少々立ち話していると、ふと、自分の
「ぺンと箸は右手」
に矯正された事を思い出した。
今となってはどうでもいいことなんだけど、わかっているんだけど、ちょっと胸の奥がちくりとする。